弱電・放送・避雷設備
「電話」「LAN」「テレビ共聴」「インターホン」「電気時計」など、弱電設備の設計や計画について学ぶカテゴリー。
電気設備分野には、通信・伝送・制御・監視といったシステム構築をする工事が含まれる。主に、24V未満の弱電線を用いるため「弱電設備」という名称が用いられる。
弱電・通信に関する総合的な設計技術のほか、建物を不審者から守る「入退室管理(セキュリティ)」や、建築物・工作物を落雷から保護する「避雷設備」なども解説に含む。
さらに、コンピューターや監視機器を不慮の停電から保護する「UPS(無停電電源装置)」や「CVCF」の選定方法、設計手法なども合わせて紹介する。
弱電設備設計の知識
ITV設備は、監視カメラを用いて建物内部の重要場所を監視する防犯設備のひとつである。天井や壁面に監視カメラを設け、カメラで監視していることを見せることによる犯罪発生の…
UPS( Uninterruptible Power Supply )と CVCF( Constant Voltage Constant Frequency )の特徴について解説する。住宅用途や業務用途を問わず、電子計算機やパソコンは高機能化が進み…
インターホンとは、公共の電話回線に接続せず、構内での連絡・通話用の有線設備である。法的には「有線電気通信法」「有線放送電話に関する法律」の二つに関係しない通話設備をインターホンと…
建築設備分野においても「クラウドコンピューティング」または「クラウド」という用語が普及するようになった。クラウドの語源はその単語の通り「cloud:雲」を示すもので、データを…
商業施設やオフィスビル、病院など、多くの人が車両で来訪する大規模駐車場における車両誘導・事故防止を行うための設備である。数百から数千台に至るような大規模駐車場で、ゲートや発券機、精算機、信号機といった多様な…
防犯設備は、所定の敷地内、区画内、建物内や室内に無許可で侵入しようとする人、車両などを検知し、警報で威嚇したり、警備会社や警察機関に通報を行う設備を総称する。防犯設備を計画する…
テレビアンテナで受信するチャンネルとして、VHF放送・UHF放送・BS放送・CS放送がある。VHFは12チャンネル、UHFは50チャンネルの計62チャンネルが、標準テレビジョン放送として使用されて…
UTPケーブルを延長できる距離は100mまでである。100mを超えると、信号のレベルが低下してしまい通信不可能となる。UTPケーブルの敷設距離が100mを超過する計画の場合、中継装置を経由…
ビルや施設の設備の自動化、故障の監視・記録といった「エネルギー管理」「施設管理」を行うための機能を搭載した装置を、中央監視設備と呼ぶ。従前の中央監視設備では、専用配線を建物全体に…
空調機の運転や各種数値の計測は、その多くが自動化されており、これらは「ビルディングオートメーション」という名称で普及している。制御には、人が直接操作する「手動制御」と、タイマーや…
建物における放送設備は、会議室等で使用する拡声設備、イベント会場やホールで使用する音響設備、館内放送設備、非常放送設備の用途に分けられる。電気設備設計者が計画…
電話は、住宅、業務施設など、どのような建物であっても、ほとんどの施設で導入する通信設備である。建物の用途に必要な電話線の計画が違う。住宅での電話回線は1回線あれば十分であり…
設備時計は、有線によって電源を供給し駆動する時計設備のひとつである。建築物だけでなく、公園やプールなどにも用いられる。電池を搭載した時計とは違い、電源供給は有線で…
無線LANは、UTPケーブルなど有線を使用せず、無線を利用した構内ネットワークである。ワイヤレスネットワークとも呼ばれ、LANケーブルを使用しないネットワークを構築できるため…
近年は落雷による被害が数多く発生し、メディアでも取り上げられている。家電やPC機器が落雷で壊れたという事象も多く、常にコンセントを接続している場合、エアコンやテレビ、パソコンの電子基板が…
電気設備には、人、家畜、建築物、建築設備などを雷から保護するための避雷設備が含まれる。落雷を受け止める受雷部、雷電流を安全に伝達させるための電線、雷電流を大地に逃がすための接地極によって…




























