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大型四角アウトレットボックス

119mm角の大型ジョイントボックス

大型四角アウトレットボックスは、電気配線工事において電線管の分岐や電線相互の接続(ジョイント)を行うために用いられる鋼製ボックスの一種である。JIS C 8340で規定されており、一辺の長さが119mmの正方形で作られているのが特徴である。

一般的な屋内配線で多用される「中形四角アウトレットボックス(102mm角)」よりも一回り大きく設計されており、内部容積が広い。主に、太い電線管を接続する場合や、多数の電線が集中する幹線系統の分岐点、あるいはコンクリートスラブへの埋設配管において、配線の取り回しスペースを確保したい場合に選定される。

電線管サイズと選定基準

中形四角(102mm)と大型四角(119mm)の使い分けは、接続する電線管の太さと本数によって決定される。中形四角ボックスでは、側面スペースの制約から、接続できる電線管サイズは概ねG22(C25)までが限界である。G28(C31)以上の太い配管を接続しようとすると、ロックナットがボックスの内壁や隣接するコネクタと干渉して締め付けられない。

そのため、G28(C31)以上の電線管を使用する場合は、大型四角アウトレットボックスを選定する。また、細い管であっても、4方向から多数の管が集中する交点部分では、電線を収納する容積を確保し、過密による押し込み不足を防ぐために大型を選定することが望ましい。

木下地に固定されたアウトレットボックス

カバーの種類と用途

ボックス単体では前面が開口しているため、用途に応じた「カバー」を組み合わせて使用する。単に電線の接続点として使用する場合は、平らな鋼板である「塗代カバー」を用いて開口部を閉塞する。

スイッチやコンセントなどの配線器具を取り付ける場合は、「スイッチカバー」を使用する。大型四角用のスイッチカバーには、1個用から複数個用まで様々な種類があり、器具の取り付け枠(連用枠)に対応したねじ穴が設けられている。また、照明器具を直付けする場合は、重量に耐える強度を持つ「照明器具用カバー」を選定し、ボルトで強固に固定する。

材質と施工管理

材質は、電気亜鉛めっきを施した鋼板製が一般的である。コンクリート埋設や屋内隠蔽部ではこれで十分な耐食性を持つが、湿気の多い場所や屋外で使用する場合は、溶融亜鉛めっき仕上げやステンレス製を選定する。

施工上の注意点として、ボックス側面にはサイズの異なるノックアウトが複数設けられているが、使用しないノックアウトを誤って抜いてはならない。穴が開いたまま放置すると、コンクリート打設時にトロ(セメントペースト)が侵入して回路が埋没したり、小動物や昆虫が侵入して短絡事故の原因となる。誤って開けた穴は、ホールプラグを用いて確実に塞ぐ処置が必要である。

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