電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > 目次 M > MSE蓄電池

MSE蓄電池

UPSや防災用蓄電池の内蔵電池として採用される、据置型蓄電池のひとつ。密閉方式となっているため、補水や比重測定といったメンテナンスが不要で、長期間に渡り、メンテナンスフリーでの運用が可能となっている。

均等充電といった、電圧の安定化に関するメンテナンス機構も不要であり、充電回路は他の充電方式と比べてコンパクトに構築できるため、建築設備用の蓄電池として広く利用されている。

HS形の蓄電池と比較して寿命が2年程度長く、7~9年の期待寿命となっている。より寿命を長く設定した「長寿命MSE」を選定すれば、期待寿命は13年程度まで延長でき、より長期間に渡って交換不要となる。

非常用照明など、防災設備への電源供給を目的とする場合、「蓄電池設備」として型式認定を受けた製品を選定しなければならない。一般用の無停電電源装置などを、消防用負荷に接続することは禁じられている。

蓄電池を運用する場合、電池の周囲温度に十分な配慮が必要である。一般的期に、電池は周囲温度が高いほど寿命が短くなり、期待寿命が大きく損なわれる。低温にすれば寿命低下を避けられるが、周囲温度が氷点下になるような環境では、電解液が凍結する恐れがあり危険である。できる限り、5~25℃の範囲内で使用することが望ましい。

蓄電池設備の詳細については蓄電池設備の設置基準と容量計算を参照。

カテゴリー