電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > HIDランプ
高輝度放電ランプと呼ばれる、水銀灯やマルチハロゲンランプ、メタルハライドランプといった電球の総称。白熱電球と比較して長寿命、高効率、色温度を変えられるなど多くの性質を持ち、広く使用されていた光源のひとつであったが、現在はLED光源に置き換えられているため新設で採用されることはほとんどない。
ランプ1つで10,000lmを超えるような大光束を得られるため、倉庫や商業施設などの高天井空間や、ライトアップ用の照明器具として用いられていた。
高圧水銀を封入したガラス管の内部に、石英ガラスなどを主成分とした発光管を組み込み、電極からの放電によって発光を促している。
ガラス管に封入されている発光物質の違いにより名称が付けられており、水銀を主体とするものは水銀灯、ナトリウムなどのハロゲン化物を用いているものはマルチハロゲンランプやメタルハライドランプという名称が付けられている。道路照明として幅広く用いられている高圧ナトリウムランプは、名称の通りナトリウムが封入されている。
HIDランプの代表である水銀灯については水銀灯・バラストレス水銀灯を、HIDランプについてはHIDランプの基礎知識を参照。
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