プルボックスサイズ計算ツール
電線管を接続するプルボックスの適正な寸法(幅・長さ・深さ)を自動で算出する計算ツールである。配管の計算方式や、接続する管の種類、サイズ、段数を指定することで、内線規程に基づいた安全なボックスサイズを導き出す。ケーブルの引き入れ作業を円滑に行い、配線の損傷を防ぐための設備設計に利用される。
本ツールは、直線接続と直角接続(L字)の2つの計算方式に対応している。幅と長さについては、各段に接続されるすべての管の外径に、管相互の離隔距離である30mmを加算して算出する。直角接続の場合は、ケーブルを曲げるための余長として、接続される最大管径の8倍の寸法(8Pm)がさらに加算される仕組みとなっている。
計算ツールを利用する際は、以下の手順で条件を入力する。
- 計算方式の選択:プルボックス内でのケーブルの通り方(直線または直角)をラジオボタンで選択する。
- 管の種類の指定:1段目から3段目までの各段について、接続する管の種類(厚鋼または薄鋼)を選択する。
- 管サイズの追加:選択した種類に応じた管のサイズを指定し、追加ボタンを押してリストに登録する。複数の管を並べる場合は操作を繰り返す。
すべての管をリストに追加すると、画面下部の結果表示エリアに推奨されるプルボックスの寸法(幅×長さ×深さ)が自動で算出される。深さについては、入力された管の中で最大のサイズと、配管の段数から規格値を自動選定している。
計算結果の評価と見直し
算出された寸法は、内線規程が定める最小限の計算値をもとに、市販されている一般的なプルボックスの規格に合わせて50mm単位で切り上げた推奨サイズである。プルボックスは縦と横の長さが等しい正方形(W×W)として表示される。
現場の設置スペースに制限があり、正方形のボックスが収まらない場合などは、算出された「幅計算値」を満たす長方形の特注ボックスを検討する。また、高圧ケーブルなど曲げ半径が極端に大きな特殊ケーブルを収容する場合は、本ツールの計算値よりもさらに余裕を持たせたサイズアップが必要となる。
・幅(W) = 各段ごとに「Σ(管外径P+30)+30 」を計算し、最大値を採用
・深さ(D) = 入力された段数と最大管サイズから規格値を選定












