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夜間率

夜間率とは、一日のうち夜間に使用する電気の割合を示したものである。夜間率が高い場合、電気料金を安く抑えることができるタイムプランが利用できる場合がある。

夜間率は、電気料金を抑えるためには重要な指標の一つである。夜間に使用する電気が多い場合、電力会社が提供している「夜間に安価な」タイムプランに加入することで電気料金を削減することができる。ただし、夜間率が低い場合には、タイムプランに加入することで従量料金ががってしまうおそれがあり、コストメリットが得られない場合もあるため、注意が必要である。

電力会社によっては、夜間率が一定値以上である場合には、タイムプランを推奨している場合もある。例えば、中部電力では夜間率が約40%以上の場合には、深夜電力が割安なタイムプランが利用できる。ただし、契約内容や料金プランは地域や電力会社によって異なるため、事前の調査が重要である。

夜間率を上げるためには、省エネルギー対策や夜間に電気を使用する生活習慣を取り入れることが有効である。例えば、LED照明に変更する、エアコンの設定温度を上げる、洗濯・調理・掃除といった家事が夜間に偏っているといったライフスタイルであれば、このような契約プランでコストメリットを得られる。

一方で、夜間率が高い場合にはデメリットも存在する。例えば、夜間には騒音や振動などの配慮が必要であるため、洗濯や掃除を夜間に行うことによる騒音問題が考えられる。隣人や地域社会への配慮も必要となり、コストだけを重視した生活スタイルは許容されるものでない。

夜間率は、一定期間ごとに電気使用量を監視することで把握することができる。自分の家庭の夜間率を把握することで、電気料金を削減するための具体的な施策を考えることができる。

 
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