電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > スロッシング
水槽やオイルタンクなど、大容量の液体を収容する容器内において、外部からの振動を受けて水が揺動し、タンク本体容器や、支持している構造体に衝撃を与え、破損につながるおそれがある。オイルタンクの浮き蓋など、強度的に弱い部分が破損し、内部貯蔵されている液体があふれるといった事故が発生している。
受水槽の固有周期と、地震波の周期が一致した場合、共振により大きく水面が乱され、水の流入制御や水位計測が不能となる。
タンク内部にボールタップや計測用の電極、フロートが設置されている場合、スロッシングによって揺動した水の動きにより、これらの水位を測定している装置が誤動作し、急激なオンオフの発生、警報の発報といった不具合につながることがあるため、スロッシングガード・スロッシングシールドといったカバーが設けられている製品も存在する。
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