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増幅器(ブースター)

テレビ電波送信局から受信したテレビ受像信号の損失を補償するために用いる。信号をケーブル伝送する場合、分岐器・分配器・ケーブルなど各所で信号が減衰していくため、信号が劣化する前に増幅器を設ける。増幅器はブースターとも呼ばれる。

増幅器で増幅する信号は、周波数に応じて選択する必要がある。FM、UHF、BS、CSそれぞれ周波数が違うため、どの信号を増幅したいのかに増幅器の機種を選定しなければならない。

増幅器は信号強度を高めるものであり、劣化した信号を改善させるものではない。信号そのものを改善するためには、受信用アンテナの素子数を増やしたり、伝送ケーブルを高品質な製品に変えて減衰を抑える工夫が必要である。

劣化した信号はノイズを多く含んでおり、増幅器によってノイズが増幅され、画質の劣化を引き起こすおそれがある。伝送によって信号が劣化する前に、増幅器を挿入するよう計画するのが良い。最も効率の良いブースター設置位置は、アンテナ直近が理想的である。

増幅器によって信号強度を上げ過ぎると、逆に画像品質が悪くなるため注意を要する。

テレビ共聴設備の設計方法の詳細についてはテレビ共聴設備の計画を参照。

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