露出コンセント
露出コンセントの概要と用途
露出コンセントは、コンクリート壁や柱など、スイッチボックスを埋め込むことが困難な造営材にコンセントを設置する場合や、仮設工事において簡易的に電源を確保する場合に使用される配線器具である。
通常、メタルモール(金属線ぴ)やプラモールを用いた露出配管工事、あるいはステップルを使用したVVFケーブルの直留め配線と組み合わせて施工されることが多い。
施工方法と結線のポイント
器具のベース部分には、ケーブルを引き込むためのノックアウトが設けられている。壁面裏からの背面入線ができない場合は、ペンチ等で側面のノックアウトを割り取り、VVFケーブルを導入する。
施工上の注意点として、器具内部の結線スペースが狭いため、ケーブルのシース(外装)および絶縁被覆の剥ぎ取り寸法を正確に管理する必要がある。シースを剥きすぎると絶縁性能が低下し、短すぎると器具内に収まらなくなるため、メーカー指定のストリップゲージを遵守する。
テーブルタップとの法的区別
形状が類似しているが、使用方法を厳格に区別しなければならないのが「テーブルタップやOAタップ」である。両者の違いは以下の通りである。
- 露出コンセント:VVFケーブルなどの「固定配線」を接続し、造営材(壁や柱)に固定して使用することが前提の配線器具である。
- テーブルタップ:VFFコードなどの「移動電線」を使用しており、移動できる状態のまま使う器具である。電気設備の技術基準により、移動電線をステップル等で造営材に固定することは禁止されているため、壁に固定してコンセント代わりに使用することはできない。
コンセントの種類や計画方法の詳細についてはコンセントの種類・形状を参照。












