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ライトアップ
照明器具により、建築物や工作物の輝度をより大きくする設計手法またはシステムの総称。スポットライトや投光器を用い、建物やモニュメント、橋、樹木などを照射することで非日常感や賑わい感を演出する手法であり、外壁や植栽を照らす演出が多くの建物で採用されている。
ライトアップの目的は非日常感の演出である。太陽から得られる光は、上空から地面方向に照射されるが、ライトアップは下面から上方向に行われるのが一般的であり、夜間に下方向から照射された対象物は非日常的な景観となり、高い演出効果を得られる。

省エネルギーに配慮が必要
ライトアップは必要な照度確保を行うのを目的としておらず、演出の手法として行われる。機能的な明るさを得るための照明器具ではないため、省エネルギーという観点からすれば多用を避けるべきであるが、賑わい感を得るために欠かせない手法であることから、長寿命かつ省電力の照明器具を使用することが求められる。
ライトアップによって照射される光は、多くが上空に向けられる。都心部で問題とされている「光害」の大きな要因となっているため、ライトアップの光は建物や植栽にのみ照射するよう角度調整し、できる限り天空に向けて照射しないよう注意する。
照明器具の光を天空に向けるのは、「星が見えなくなる」といった「光害」の大きな原因となるため、上空に漏れる光の総量を規制することも、照明設計の重要な要素となる。
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