ミニ電球

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ミニ電球

シリカ電球と同様、ガラスグローブにアルゴンガスを封入した電球であり、シリカ電球よりも小型なのが特徴である。ガラスグローブとフィラメントで構成される一般のシリカ電球と比較し、約1/4という小型サイズである。

電球の口金はE17に取付可能で、形状・特性ともにミニクリプトン電球に近いが、価格は若干ながらミニ電球が安価である。

ランプサイズが極めて小さいため、小型灯具の製作に適している。LED光源が普及する以前は、洗面所のブラケット照明に内蔵するなど、ランプをできるだけ目立たせない灯具の電球として多用されていた。

ミニ電球とクリプトン電球の違い

ミニ電球はアルゴンガスを封入しているが、クリプトン電球はアルゴンガスではなくクリプトンガスを封入している。クリプトン分子はアルゴンよりも大きく、熱伝導率の違いにより寿命が長いという特徴がある。

ミニ電球は白熱電球に分類されるため、寿命が短いという欠点がある。白熱電球の中でも比較的寿命が長い「ミニクリプトン電球」が開発され広く普及したため、ミニ電球を取り付ける照明器具は少ない。

クリプトン電球よりも高い効率と寿命を得られる「ハロゲン電球」も開発され、ブラケット照明やシャンデリアなど、装飾用照明器具の小型電球として広く使用されていた。業務施設や商業施設のライトアップ器具として広く活用されたが、現在ではLED光源に置き換えが進められている。

非常用照明の電球として利用

非常用照明の電球としてハロゲン電球またはミニ電球が使用されている。業務用途の建築物で一定規模以上の場合、非常用照明器具の設置が義務付けられるため採用が続いているが、ミニ電球を用いることはほとんどなく、輝度が高い「ミニハロゲン電球」を選定するのが一般的である。

現在ではLED光源を用いた非常用照明が普及したため、電源内蔵型の非常用照明であればLEDを使用するのが一般的である。ただし電源別置型の非常用照明にあっては、国土交通省の認可を得られていないため、LED光源による非常用照明の採用は不可能である。よってハロゲン電球またはミニ電球を採用せざるを得ない。

白熱電球の種類や詳細については白熱電球の種類と特徴を参照。

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