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免震構造

免震装置に建物を乗せることで、地震時の揺れを吸収し、建物自体への揺れを軽減させる構造。建物自体が地盤から切り離されているため、建物自体に地震の揺れが直接伝わることがない。

建物内に配置されている設備機器や什器、照明器具などへの揺れの影響を低減させ、家具の転倒や破壊を免れる可能性が高くなり、地震に対して非常に安全な建物とされている。免震建物は建物本体や家財への地震被害が低減されることから、保険料の低減といったメリットも得られる。

免震構造の建築物では、地震の揺れにより大きく建物が移動することを前提として、ケーブルが引っ張られて断線することを避けなければならない。免震側に電線を支持する前に、ケーブルに余長を持たせたり、可とう電線管を用いるのが一般的である。

免震装置は建物そのものに設けるだけでなく、サーバーマシンや生産機器などといった工場内や研究所内で用いる機器に対しても設計されることが多い。特殊な研究装置や製造機器は、数億円以上の高価なものも数多く存在し、地震による損害が致命的になることも考えられる。このような事態を避けるため、機器単位の免震構造というのも実例が多い。

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