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グラフィックパネル

中央監視装置を構成する機器のひとつで、受変電設備の電力系統図や空調換気設備の系統図などを大きな画面上に書き込み、その画面内で機器運転状態や計測数値を示す表示を行うもの。

グラフィックパネルを設置することで、施設全体の設備系統がわかりやすくなり、各種監視警戒状況、故障発生状況、設備運転状況などをグラフィカルな地図版で確認・把握できるため、施設管理の品質向上を図られる。

来客者や見学者に対する施設案内や説明に対して大きな訴求効果を与えるというメリットがあるが、監視装置と表示装置が別に必要となるため、コストアップにつながる。

地図版は、アクリル板に直接印刷する簡易方式のほか、アルミ板に彫刻を施し、背面にLED電球を仕込む方式がある。彫刻方式は高い視認性と意匠性を持っており見栄えが良いが、画面書き換えに伴うコストや納期の面で極めて不利となる。監視機器の増加や変更があった場合、パネル画面を書き換えるためには新たに地図版を彫刻し、背面LEDの位置変更や内部配線の変更を伴うため、大きなコストが発生するものであった。

手作りのパネルを使用せず、ソフト上で作成した監視画面を大型液晶ディスプレイに投影し、専用アプリケーションや汎用インターネットブラウザを用いて監視する方式が近年一般的となっており、従来のパネル作成と比べ、画面変更に際しても大きなコスト削減が行われている。

中央監視設備の設計手法や、各種機器類の詳細については中央監視設備の計画を参照。

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