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基底温度

電力ケーブルの許容電流を算出する場合に使用する、ケーブルが敷設されている環境の周囲温度。

電力ケーブルに電流が流れると、導体の温度上昇を伴う。所定の温度以上まで発熱すると、発火や発煙による焼損事故につながり、かつ周囲温度が高ければ、ケーブルからの放熱が困難になり、ケーブル許容温度までの余裕がなくなるため、許容電流を小さく設定して温度上昇を小さく抑えている。

許容電流は周囲温度と密接な関係があり、ケーブルを敷設する環境の温度によって電流値の補正を行わなければならない。地中に直接埋設する場合は、土壌温度を基底温度として採用する。

通常、気中や暗渠では40℃、地中埋設では25℃を基準として算出すると良い。周囲温度が管理されており、常に低い温度が保たれる室内であれば、放熱性能が高くなるため、許容電流を大きく設定するといった計画も可能となる。

許容電流の計算方法や、基底温度の考え方の詳細については電線・ケーブルの許容電流を参照。

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