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カールプラグ

軽量物固定用の埋込プラグ

カールプラグは、コンクリートやブロック、レンガ、ALCなどの硬質建材に対して、配管支持用のサドル、スイッチボックス、リモコンホルダー、照明器具といった「軽量物」を木ねじ(タッピングビス)で固定するために用いる補助部材である。「カールプラグ」は商標であるが、現場では樹脂製プラグ全般を指す通称として定着している。

構造は筒状で、側面にスリットや突起が設けられている。材質はポリエチレンやナイロンなどの「樹脂製」が主流だが、耐候性や耐薬品性が求められる場所、あるいはより強固な固定が必要な場合には「鉛製」が用いられることもある。

施工手順と固着原理

施工は、振動ドリル等で母材に規定径の下穴をあけ、ハンマーでプラグを打ち込み、対象物をあてがって木ねじをねじ込むという手順で行われる。ねじがプラグ内部に進入することで、プラグ自体が外側に押し広げられ、下穴の内壁に強く圧着することで摩擦力が発生し、引き抜き耐力が得られる仕組みである。

注意点は「下穴径の管理」である。ドリル径が大きすぎると、ねじ込み時にプラグごと回転してしまう「共回り」が発生し、固定不能となる。逆に小さすぎるとプラグが入らず、無理に打ち込むと座屈して強度が低下する。各メーカーが指定するドリル径を厳守することで施工品質の確保につながる。

使用上の制限と禁止事項

カールプラグはあくまで「せん断荷重」に対して有効な簡易アンカーであり、強い「引抜荷重」がかかる重量物の固定には不向きである。分電盤、大型の制御盤、重量のあるブラケット照明などを固定する場合は、金属拡張アンカー(オールアンカーやグリップアンカー等)を選定することで回避する。

また、天井面への施工は引抜方向への常時荷重となり、経年劣化による樹脂の痩せやクリープ現象により脱落のリスクが高いため、原則として避けるべきである。ALCに使用する場合は、通常のカールプラグでは効きが悪いため、ALC専用の拡張プラグやねじ込み式アンカーを使用する必要がある。

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