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架橋ポリエチレン電線

架橋ポリエチレンで被覆した電線で、高い電気的性能を持つ。ポリエチレンは炭素と水素を主体とした構成となっており、高い電気的性能を持っているが、温度上昇に弱く100℃程度で溶融し変形してしまう。このポリエチレン分子の一部を結合し立体網目状にすることで、温度性能が向上し、100℃を超える温度にも耐えうる事が可能となる。分子の一部を結合することを架橋と呼ぶ。

ポリエチレンに架橋反応を施したものは架橋ポリエチレンと呼ばれる。架橋反応が完了したポリエチレンは、耐熱性や耐薬品性、機械的強度が向上し、温度上昇を起こしても安定的な性能を示す。幹線設計においては、基底温度を高め、許容電流を大きく計画することが可能となる。

電力分野における幹線ケーブルとしての普及が著しく、CVケーブルという名称で幅広く利用されている。架橋ポリエチレン電源を電力ケーブルとして利用している事例についてはCVケーブル・CVTケーブルを参照。

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