碍子(がいし)

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碍子(がいし)

電線を支持するための陶磁器製絶縁物。電線と造営材との間に位置し、電路の絶縁を保ちつつ電線を支持固定する。高い強度、塩害に対する性能を必要とするため、国内で普及している碍子はほとんどが陶器製となっている。

碍子本体に塩分が付着した状態では、表面の絶縁抵抗が低下し、漏れ電流が増加して絶縁破壊につながるおそれがある。高圧用の碍子は深溝構造とし、撥水しやすく汚れが洗われやすい形状が適している。

内線工事では「碍子引き」という施工方法があり、許容電流の低減率が低く、電線のもつ性能を十分維持できるが、ケーブル転がしによる施工方法が普及しているため、碍子引き工事はほとんど採用されない。

高圧や特別高圧の配電・送電線路においては現在も幅広く採用されており、電圧に応じた絶縁性能が求められるため、碍子を積み重ねるようにして高い絶縁性能を確保している。

ピン碍子

碍子の固定部分がピン形状となっており、腕金に対し上方向から差し込むようにして固定する。高圧配電網の多くでピン碍子が採用されており、雨に洗われやすい形状のため、塩害地域でも内部汚染が広がりにくいという特徴がある。

耐張碍子

電線の張力に耐えるよう期強度を高めた碍子。電柱頂部において、高圧電線を指示するために用いる。10[kN]を超える張力に耐え、電圧に応じて複数個連結して支持する。

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