電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > 一次電圧
変圧器や電動機において、電源側となる一次巻線に印加される電圧。変圧器など電圧を変える電気設備では、入力する側の電圧を「一次電圧」と称し、入力側電圧と考えれば良い。
一次電圧に対し、変圧器によって変圧されて二次巻線に出力される電圧は「二次電圧」と呼ばれ、入力に対し、出力側の電圧を示している。
「一次」「二次」という表現は、電圧だけでなく電流や電力でも同じで、一次側は入力側、二次側は出力側である。
変圧器はその特性上、負荷損と無負荷損を避ける事はできず、一次側の電力に対し、二次側で取り出せる電力はこれら損失により90~95%程度となる。変圧器の種類や容量によって大きく異なるが、一次側に対し、二次側が大きくなることはない。
変圧器の種類や特徴・特性については油入変圧器・モールド変圧器の構造を参照。
サイト内検索