電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > パルス発信装置
2024.8.30
電力量計や流量計の回転、計測毎に一定数のパルスを発信する装置で、パルス信号を中央監視装置や集中検針装置に送信し、データ集計や遠隔計量に使用される。電力会社が取り付けを行う取引用計器からパルスを借用する場合は、パルスピックと呼ばれる専用検出器の信号を用いることとなる。パルスレートを変換して出力する機能を持つため、電力会社が提供するパルスレートに合わせて設定すると良い。
パルス発信装置の集計情報を用いて課金を行う場合、計量法に基づく検定を受けた電力量計を使用し、パルス発信装置にはデータ改ざんができないような封印が施され、かつ受信機器と計測装置本体の数字に乖離が見られないことなどを確認するという手順を踏む必要がある。
データ収集用の未検定メーターでは、測定値を元にした課金や、エネルギーデータの公的証明に利用できない。
電力量計に関する詳細情報については電力量計・電力メーターの原理と仕組みを参照。
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