ハイチャンネル
地上デジタル放送はVHF帯からUHF帯へと移行し、現在はUHF帯(470MHz?770MHz)の13chから62chを使用している。この広範なチャンネルは、周波数によって以下の3つ(または4つ)に区分される。
- ローチャンネル:13ch ? 30ch
- ミドルチャンネル:31ch ? 44ch
- ハイチャンネル:45ch ? 62ch (660MHz?770MHz)
- オールチャンネル:13ch ? 62chを全てカバー
ハイチャンネルはUHF帯の中で最も高い周波数帯域を利用しており、共聴システムの設備設計に直結する。ハイチャンネルは周波数660Mhz~770mHzの高周波帯域をカバーするアンテナの種類として設定されている。
ハイチャンネル帯域に特化したアンテナは、オールチャンネルアンテナよりも3~4dB程度利得が高いため、効率の良い受信が可能となるが、ローチャンネル部分の受信は困難となるため、供給されている電波のチャンネル数の確認が必要となる。
テレビ共聴設備の設計においては、ほとんどがオールチャンネル対応機器を選定するため、ローチャンネルやハイチャンネルに特化した機器はあまり使われない。テレビ共聴設備の詳細についてはテレビ共聴設備の計画を参照。












