電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > 液面制御
水槽や液体容器の液面水位にポンプの発停制御や「満水」「減水」「渇水」警報の移報を行う制御方法。水槽内部に電極棒やフロートスイッチを設置し、液面上昇と下降によって自動制御を行う。
受水槽内部に電極を設け、水位が下がると減水警報を出し、水位が上がると警報を停止するという単純な自動制御は、電極が水に浸かった本数による通電を利用している。水位検出は液面の波やバタつきによる「チャタリング」が発生するため、遅延タイマーを組み込んだ制御を行うのが良い。
ポンプの運転と、満水・渇水を検出する水位検出は、別のフロートを用いたシステムとするのが基本である。どちらを電気工事または機械工事で行うか、設計者同士の調整が欠かせない。
動力制御盤の設計手法については動力制御盤の設計と計画を参照。
サイト内検索