電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > GIS
22kV以上の特別高圧の受電設備に用いられる。GISはキュービクルに収容されたガス絶縁開閉装置であり、断路器、遮断器、接地開閉器、避雷器、検電装置といった複数の安全設備をパッケージとして盤内に集約した保護装置である。これがキュービクルに収容されているものを「C-GIS」として製品化されている。
変電所内の監視盤や送出しのフィーダー盤と並べて配置することで、変電所を小さく納められるという利点がある。C-GISは「ガス絶縁スイッチギヤ」とも呼ばれる。C-GISは、特高変圧器の一次側に設置することで、電路を電気事故から保護するために採用される。
従来からあるガス開閉装置(GIS)もコンパクト化がある程度図られているが、採用する場合は広い敷地と設置スペースが必要であり、建築物においては限られた敷地面積を大きく占有してしまう大掛かりな機器であったが、キュービクルに収容することで非常に小さなスペースに納まるよう工夫されている。
詳細についてはGIS(ガス絶縁開閉装置)・スイッチギア装置を参照。
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