IV電線・HIV電線

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IV電線の概要

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IV電線は( Indoor PVC )の略称で、屋内配線用のビニル絶縁電線です。極めて広く普及している絶縁電線であり、屋内電気配線用途としては、接地用の電線や、スイッチ・コンセント類の渡り線として使用されています。

電線の色識別としては、黒・白・赤・緑の他に、黄・青などが製品化されています。一般的には黒・赤を電源線、白を中性線、緑を接地線というような使い分けをし、識別が容易になるように計画します。

IV電線の絶縁体最高許容温度は60℃で設定されていますので、これ以上の温度にならないように、敷設場所や電流値を計画する必要があります。

IV電線の敷設場所の規制

IV電線は各種ケーブルと違い、心線と被覆のみで構築されており、シースで保護されていません。よって、天井裏に転がす敷設方法は禁止されており、電線管に収容する、金属ダクトや線ぴに収容する、がいし引き工事を行うなどで敷設する必要があります。近年は一般屋内配線にVVFケーブルを使用したケーブル工事が主流となっています。IV電線をがいし引きするような施工方法は、あまり行われていません。

照明やコンセントへの電源供給をする場合も、基本的にVVFケーブルを使用したケーブル工事になりますので、IV電線の使用場所は、スイッチやコンセントの渡り線などが主体になります。

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HIV電線の概要

HIV電線は二種ビニル絶縁電線と呼ばれ、IV電線よりも耐熱性能が向上しており、許容電流を20%程度大きく確保でき、かつ周囲温度が高くても正常な送電を行うことができるビニル絶縁電線です。HIV電線はIV電線と同様、シースで保護されていませんので、電線管に収容しなければ敷設することができません。

耐熱仕様の盤内配線や、防災設備への電源供給の際に、耐火措置と合わせて使用されることが多いです。また、盤内配線用途が多いため、メーカー在庫は黄色のものが多数を占めています。

HIV電線の絶縁体の最高許容温度は75℃までになります。IV電線よりも温度許容値が高く設定されているため、前述したように許容電流を高く確保することができ、また周囲温度が比較的高い場所でも、安定した送電が可能です。

HIV電線の許容温度よりも、さらに高い最高許容温度を求めた場合、105℃まで許容出来る「特殊耐熱ビニル絶縁電線」( SHIV電線 )という絶縁電線も生産されています。ただし、許容温度が高い電線ほど高価なので、多用するとコストアップになります。

KIV電線の概要

KIV電線は、600V以下の電気機器内部配線用のビニル絶縁電線です。電気機器用配線として用いられるほか、口出線としても使用されています。可とう性に優れており、作業性が良いことも特長のひとつです。

識別色は、黒・白・赤・緑・黄・青が製品化されています。

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