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🏠 電気設備の知識と技術 > 受変電設備の基礎知識 > 受変電設備の記号・機器名称
受変電設備の単接結線図を作成する場合、アルファベットを用いた略称で、各種継電器や変圧器、計器類を表現している。略語を読み取れなければ、単線結線図の読み取りができない。
表現の多くは、機器類の英語表現の頭文字を抜き出しており、アルファベット数文字で制御機器の名称としている。電圧計は「V」、電流計は「A」のように、1~4文字の略語で機器名称を記載していく。
代表的な機器や継電器類を列記する。ここに記載している機器類は代表的な製品のみであり、特殊な機器を使用する場合は、特記として設計図に記載すると良い。
シーケンス回路や、受変電設備の単線結線図を表現する場合、保護継電器類を制御器具番号で表現する。日本電機工業会で定められている規格では、1~99の数字で継電器類を表現する。
分電盤や配電盤の内部に収容されている遮断器や断路器には、デバイス番号として数値が割り当てられており、制御器具番号が使用されているのが普通である。
制御器具番号は、シーケンス番号、制御機器番号、リレー記号と呼ばれることがあるが、JEM 1090 : 2008 では「制御器具番号」と規定されているため、これを正式名称として覚えると良い。