電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > ワイヤプロテクタ
電話線やLANケーブルを床上配線する際に使用する保護カバー。モールとも呼ばれ、弱電線だけでなくコンセント用のケーブル保護カバーとしても使用できる。「ワイプロ」という名称で呼ばれることも多い。
金属製のメタルモールでは「金属線ぴ工事」となるため、電気工事士が工事をしなければならないといった規制があるが、合成樹脂製のモールであれば法的規制はない。電線管や線ぴのように、絶縁電線をそのまま収容することはできず、ケーブルをさらに保護するような用途でのみ使用可能である。
樹脂製のワイヤプロテクタは、サイズに応じてカットが容易のため、モールカッターや糸ノコによる切断で長さ調整できるため、短い敷設距離や、複雑な敷設にも容易に対応できる。
天井裏から配線を落とすコーナー部材や、90度曲げる曲がり部材、入隅と出隅の部材など、露出工事を行うための部材が揃っている。
金属線ぴ工事の詳細についてはレースウェイ・メタルモールを参照。
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