電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > ワイヤコネクタ
電線を接続するための材料で、ボックス内や照明器具の内部での電線接続で使用するコネクタのひとつ。圧着工具を必要としないため、施工の省力化を図られる。電線の被覆を剥き、スプリングにねじ込むことで固定する。
屋内配線で使用する場合は、電気用品安全法に適合した差込形電線コネクタを使用する。船舶用の認定のみを取得している製品は、屋内配線で使用してはならず、電気用品安全法や、JIS C2813(屋内配線用差込形電線コネクタ)に適合した製品を使用する。
所定のストリップゲージに合わせて電線の被覆を剥がすことが重要で、被覆を剥がす長さが短すぎると、所定の深さまで電線が挿入されないため抜けてしまう可能性がある。逆にゲージよりも長く電線被覆を剥ぎすぎると、充電部が露出してしまい危険なため、適正に被覆剥ぎ取りを行わなければならない。
電線の剥ぎ取りには電工ナイフやワイヤストリッパを使用するが、芯線を傷つけないよう注意を要する。
被覆を剥いだ電線の先端が歪んでいると、適切に電線をスプリングに固定できないため注意する。挿入後は、軽く引いて電線が容易に抜けず固定されていることを確認する。一度固定し引き抜いたコネクタは原則使用してはならない。
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