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ウォールウォッシャー

壁面全体をまんべんなく明るくする照明手法。照度が同一であっても、天井や壁が明るくなっていると、感覚的な明るさ感を高めることができ、空間全体が広く見えるという効果を生み出す。ホテルロビーやエントランスなど高級感が求められる場所では、ベース照度を抑え、ウォールウォッシャーで壁面を明るくし、高級感や落ち着きといったイメージを持たせられる。

ウォールウォッシャーは天井埋込のダウンライトや直管器具を用い、壁面から一定距離を保ち連続的に壁面を照射することで、ムラのないウォールウォッシャー照明が可能となる。ダウンライト形状の器具を用いる場合、壁面から900mm程度離隔し、器具間は900~1,200mmピッチで配置するのが一般的。

ユニバーサルダウンライトよりもやわらかく広い配向の光を照射できるが、壁面から近すぎると「スカラップ」と呼ばれる三角形の光が壁面に浮き上がってしまい、壁面全体の明るさ感を得られず意匠性を損なうことがある。

展示物や絵画などが飾られている壁面を照射する場合、その下部に影が発生したり、展示物表面が相対的に暗くなることで見えにくくなるおそれがあるため注意が必要。

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