電柱

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電柱

電線を支持したり、開閉器や変圧器を支持するための柱で、木製・コンクリート製・鋼管製などがある。

電柱長さは12m程度が一般的であり、電柱の頂部付近に高圧ケーブルを敷設するだけでなく、高圧区分開閉器や柱上変圧器、通信用の接続箱など多種に渡るインフラの機器やケーブルが取り付けられる。

電柱の頂部には、電線による張力が掛かるため、電線の敷設方向と反対に、支線を設けて抵抗させるのが一般的である。

日本国内では、高度成長期時代を中心に、需要が急増した電力や通信インフラに対応するため、著しい本数の電柱を構築し、電力網と通信網を整備したが、電線が縦横無尽に敷設され、景観の悪化を引き起こしている。

電柱は台風や水害、地震などの天災によって倒壊し、道路を閉塞するという問題点が指摘されている。災害時でなくとも、歩道の電柱は歩行者の妨げになり、車椅子やベビーカーの障害となるなど、安全性を阻害するという側面もある。

国土交通省を中心に、都心部に広がっている電柱を使用した電線網を、地上から地中に置き換える「無電柱化」を推進しており、一部地域では既に無電柱化の対応が完了している。

電線を地中化することで、広い道幅を確保しつつ、台風・地震による電柱倒壊事故を防止し、震災や災害に強いインフラが構築できるだけでなく、美観の向上、災害時の被災率低減、電力・通信ネットワークの信頼性向上など、多くの効果が期待されている。

電線網の地中化は、災害に対して強化されるが、埋設に関わるコストを必要とするため、電力会社や通信会社から引込線の供給を受ける場合に、引込負担金が増加する可能性がある。

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