検索キーワードを入力
🏠 電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > 小勢力回路
小勢力回路
電磁開閉器の操作回路、呼鈴、警報ベルなど、最大使用電圧が60V以下の回路で、かつ300V以下の電路から変圧器で結合され供給されるものを小勢力回路と呼ぶ。
電気設備技術基準により、小勢力回路に該当する電路であれば、使用する電線や、その敷設方法は低圧配線の基準によらないことができると規定されている。通信線や制御線、警報線は小勢力回路の区分として運用される。
小勢力回路とするには「電磁開閉器の操作回路」「呼鈴若しくは警報ベル等に接続する電路」「最大使用電圧が60V以下」という基本事項に適合した上で、絶縁変圧器を設けること、下記の電圧と電流の制限などが規定されている。
- 最大使用電圧15V以下:5A以下
- 最大使用電圧15Vを超え30V以下:3A以下
- 最大使用電圧30Vを超える:1.5A以下
小勢力回路に適用すべき電線は、直径0.8mm以上という規程になっており、電灯線や動力線よりも細い電線を使って良い。
分電盤に収容されるリモコンリレーを含む電磁接触器、24Vで動作する制御回路、ベルやチャイムといった音響回路などが小勢力回路に含まれる。100V以上の照明やコンセント、動力のように感電・火災などにつながりやすい範囲ではなく、電圧が小さいことから各種安全に関する制限が緩和されている。
電気の仕組み、発電所から家庭に送られる電気の流れ、直流と交流の違いなどを紹介。
新エネルギーとして代表的な太陽光発電、風力発電、燃料電池や、排熱再利用など。
照明設計の基礎知識、実務における応用、電球の特徴と選定方法などの照明設計。
電気計算の基礎となる幹線設計やケーブルの選定方法、配線器具の計画、電線管の種類と使い分け。
電話、LAN、テレビ共聴、構内通信、電気時計など、弱電設備の設計や計画について。
電力ケーブル、通信ケーブル、光ファイバーなど数多く存在するケーブルの特徴を解説。
受変電設備の設計、各種保護装置の選定方法、受変電設備を構成する保護リレーの種類と整定方法など。
非常用照明、誘導灯、自火報、非常用発電機、防災用蓄電池など、災害発生時に使用する防災設備を学ぶ。
電気設備の関連業務を行うにあたり、必要と考えられる各種資格について学ぶ。
カーボンニュートラルを達成し、二酸化炭素の排出を削減と吸収の技術について解説。
電気設備で使用される機器、材料、技術、指標や単位を解説したオンライン電気設備用語辞典。