住宅用引込柱

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住宅用引込柱

特に戸建住宅の庭先に設けることが多い、建物への電線引込柱のひとつ。外壁に電線を支持して引き込むのが基本だが、自立柱を設けることで引込電線を整理し、すっきりとした外観を維持することができる。

強電線の引込にあわせて、電話やインターネット用の光ケーブルも同時に引き込むことができ、検針用のメーター盤や引込開閉器盤の機能も兼ねることができるため、美観の向上につながるだけでなく、検針員の点検も容易になる。住宅用引込柱は建物側の資産であり、電力会社に対して引込柱で受電することを伝えれば、外壁支持ではなく引込柱支持にて受電することができる。

高機能な引込柱を選定すれば、テレビアンテナ・監視カメラなども同時支持可能で、建物の外壁や屋根上に煩雑に取り付けられてしまう各種設備を、すべてまとめることもできる。

引込柱に取り付けられた引込開閉器盤の写真

戸建住宅では引込電線を8~14sqで選定することが多いが、アパートなど複数の住戸が存在する集合住宅では38sqや60sq、100sqといった太い電線で引き込む事が多く、給水ポンプなど動力電源も同時に引き込むことになる。その場合は強度の高い引込柱を選定しなければ、折れてしまうといった事故につながるため注意を要する。なお多数の住戸が存在する場合、ポールに引込開閉器盤を支持することが難しいため、引込柱はポールのみとなる。

ポールは屋外に設置することになるため、高い耐候性が求められる。塩害地域にあっては耐塩性能も考慮しなければならず、腐食しないように施工上の配慮も行わなければならない。鋼管素地に亜鉛メッキを施し、表面にポリエステル粉体塗装を施すのが一般的な仕様だが、溶融亜鉛めっき仕上げや、特殊合金として耐候性をさらに高めるといった配慮をすべきである。

ポール足元の腐食が最も著しいため、根巻きコンクリートで足元を固め、土壌に直接接しないように施工すると耐候性が高まる。被覆が割れていたり、剥がれている部分があると一気に腐食が進行してしまい、腐食が進行すると強度が確保できなくなり、電線張力に耐えられなくなってしまうため、定期的なメンテナンスを行い倒壊を防止しなければならない。

 
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