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🏠 電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > 接続箱
太陽光モジュールに接続される直流ケーブルを接続し、パワーコンディショナーに接続するための接続盤。直流接続箱とも呼ばれる。モジュールを組み合わせた太陽光パネルに近い部分に設置され、逆流防止ダイオードを経由してパワーコンディショナーに接続する。接続箱は基本的に「直流」を送電するものと考えて良い。
接続箱は自立盤のほか、折板屋根に寝かせた状態で取付け可能なタイプもある。折板屋根に接続盤と太陽光モジュールを並列して設置する場合、自立することで影を発生させてしまうおそれがあるため、盤を寝かせることで影の発生リスクを低減させることが可能である。
太陽光パネルは屋外の屋根等に設置することが前提であるため、落雷等によるサージ電圧被害を受けやすいことからSPD等のサージ保護デバイスを付与することが望ましい。
なお接続箱により接続可能な電圧上限が定められているため、太陽モジュールの直列接続枚数は最大電圧を超過しないよう設計しなければならない。なお取り扱う電圧が300Vを超過する場合、C種接地工事が必要となるため注意を要する。
接続箱は太陽光モジュールの端子を直接接続し、開閉器によって開閉を行えるようになっている。入力開閉器数は4~12回路程度であり、パワーコンディショナーに接続可能な電圧範囲になるよう接続する。