セルラダクト工事

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セルラダクト工事

デッキプレートなどの波型鋼材の溝部分を配線ルートとして活用し、配線ルートの確保方法をセルラダクト工事と呼ぶ。デッキプレートの溝は下階から見上げた場合、山の部分を閉塞すれば配線ルートとして活用できるため、その部分を上階の配線ルートとして活用できるものとして開発された。IV線など、ケーブル工事ではなく絶縁電線を通すことができるものとされている。

電気設備技術基準などにも規程されている施工方法であるが、実際に施工されている実例は極めて少なく、一部の鋼材メーカーが「セルラーデッキ」といった専用デッキプレート部材を生産していたが、現在ではほとんど流通していない。

また、溝を利用するという特性上、一方向への配線は可能だが、垂直方向への配線ができないため配線自由度が低い。さらにセルラダクト部分は電線路になるためD種接地工事を施さなければならず、接地線をデッキプレートやカバーに接続しなければならない。

他の金属ダクト工事と同様、ダクト内部での接続は禁止されており、目視点検が可能な部分での分岐点確保以外を行ってはならない。

下記は特許庁に公開されている情報であるが、日鉄建材にて下図のようなセルラダクト配線取り出しボックスが登録されている。

【実開平5-32524 セルラデツキの配電ボツクス固定装置】

セルラダクト取り出しボックスの特許情報

フロアダクト工事のように、床スラブに金属ダクトを埋め込む方式よりも、スラブ厚が薄くなるという利点があるとされるが、そもそも「下階のデッキ裏を配線ルートとする」もしくは「デッキスラブ上のコンクリート部に金属ダクトを打ち込む」という施工を採用するよりも、オフィスビルでは配線をOAフロア下に収容し、レイアウト変更に対して自由に変更できるよう施工するのが一般的であり、配線ルートの自由な変更に対応できるため多用されている。

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