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絶縁耐力試験

電路や機器の絶縁性能を確認する試験で、最大使用電圧に応じ交流または直流で所定の電圧を規定時間印加し、電路に異常が発生しないことを確認することが求められる。絶縁耐力試験の一最大使用電圧7,000V以下の受変電設備であれば、その1.5倍の試験電圧を10分間印加し、キック電圧などが計測されなければ正常と判断する。

高圧や特別高圧の電気機器を製作する工場での試験のほか、使用場所への搬入、据付、現地組立を行ったあとに、使用前の絶縁耐力試験を行う。低圧電路では絶縁抵抗測定により絶縁抵抗値の数値をもって絶縁性能を確認するが、高圧電路の場合は絶縁抵抗値で健全性を確認するには不十分で、耐電圧試験による異常電圧や絶縁破壊の有無をもってその性能を確認する。

絶縁耐力試験は、定格以上の高電圧を印加する試験であるため、新設の電気設備であれば大きな影響はないが、既設かつ長期間使用している電気機器にあっては絶縁耐力試験によって絶縁が破壊されることがある。

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