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セタン価

ディーゼルエンジン燃料の着火性を示す指標を数値化したもので、軽油やA重油などディーゼル燃料はセタン価が指数として規定されている。数値が大きいほど着火性が高く、低いほど着火しにくいという指標となり、電気設備用の非常用発電機などで用いる燃料は、セタン価45%以上を選定すると良い。

ディーゼルエンジンは、燃焼室内に軽油を噴霧して燃焼させるが、着火性の高さは安定した運転に不可欠であり、高いセタン価が求められる。添加剤としてセタン価を高める製品も販売されており、セタン価の向上によりノックを低減し、煙の放出抑制につながるとして普及している。

セタン価が著しく低い燃料を用いると、適切なタイミングで燃焼が行われず、ノック状態を引き起こす原因となる。また低温環境では始動性がより悪化し、始動不良の原因となるため注意を要する。セタン価が高いことだけが高性能燃料の指標ということではない。粘度や流動性、硫黄成分の大小、燃焼性など、着火性以外の性質も、適切であることが求められる。

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