電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > ルーバ照明
不快なグレアを防止するための遮光ルーバを天井照明器具に取付けたもので、一定の遮光角を得ることで光源グレアを緩和させたもの。適切なグレアは賑わい感を演出することが可能だが、執務空間における天井照明やタスク照明のグレアは、作業環境の品質低下を招くため、抑制することが求められる。
近年の執務室は、PCやディスプレイモニターが多数導入されOA化が進んでいるため、モニターへの照明光源映り込みは作業品質の低下につながる。ディスプレイモニター表面が、照明の反射によって見えにくくなることを避けるため、光源をルーバーで遮光して映り込みを防止するのが執務空間の照明設計では一般的である。
照明器具にルーバーを取り付けることは、器具からの光の放出を妨げることになり効率が悪化するため、下面開放器具に比べて照明率が低くなる。照度計算をする場合は、効率の悪化に伴う照度低下を考慮しなければならない。
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