電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > 臨時電力契約
電力会社との電気需給契約のひとつで、電灯や動力を1年未満の短期間で使用する契約のこと。定額制と従量制による契約メニューがあり、定額制は1kWあたり1日につき料金が発生する。従量制は1kWあたりの基本料金に加え、使用した分の従量料金が発生する契約となる。
通常、電力会社との電気供給の契約は1年以上が必須だが、1年に満たない工事現場による仮設電源では、1年以上の契約をできない。状況において、割高にはなるが短い期間での供給に対応するために契約メニューが設定されている。
臨時電力契約を電力会社と結ぶ場合、料金体系が一般の契約よりも2割ほど割高となる。低圧や高圧など広い電圧供給が対応可能で、必要に応じた規模で受給契約を結ぶことになる。
当初1年間以上の期間で臨時電力ではない電力契約を行い、1年を待たずにその契約を廃止する場合、1年未満となる部分は全て臨時電力契約として精算する。電力会社の供給設備を増強するなどを行っている場合、その負担金についても臨時電力として精算するため、注意を要する。
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