リングレジューサ
リングレジューサは、主に電気設備工事における金属管工事で使用されるアダプター部品である。異なるサイズの電線管や、アウトレットボックス、プルボックスなどのノックアウト(配線孔)を接続する際に、径を調整するために用いる。
ノックアウト孔が、接続したい電線管径よりも大きい場合、電線管からアウトレットボックスの内部に突き刺さってしまうため、ノックアウトの開口部を挟み込むように内外に取り付けることで、電線管が固定できる。
例としてノックアウトサイズが27Φ、接続したい電線管が19mmの場合、そのままではボックスに固定することができないが、レジューサを挟み込むことでノックアウトが縮小され、ロックナットで締め付けることが可能となる。
アウトレットボックスのノックアウトサイズを調整することから、ノックアウトレジューサとも呼ばれており、一般的な電気工事部材のひとつとなっている。
リングレジューサの材質
一般的に、本体の発錆防止として「電気亜鉛めっき仕上げ」の鋼板製が多い。ステンレス製のものは腐食しやすい特定環境で使用する。内径と外径が異なる複数のリングがセットになっており、これらを組み合わせることで希望のサイズに調整する。
ボックスのノックアウトを挟み込む形で使用するため、通常、ロックナット(ねじ込み式の固定具)と併用されることが多い。












