レセプタクル
レセプタクルは、照明器具を取り付けるソケットタイプの配線器具を示している。電球やLEDランプなどの照明器具を取り付けるための接続器具のひとつで、ランプレセプタクルとも呼ばれる。口金方式のランプをねじ込んで接続することができる。電球の交換時に誤って感電することを避けるため、ランプをねじ込む受金側を接地側の白線とし、黒線は直接手が触れにくい底側に接続しなければならない。
照明のレセプタクルにはいくつかのタイプがあり、日本国内ではE11、E17、E26、E39が多く用いられる。数値は直径を示しており、大出力ランプほど大きな径とするのが基本である。
- E11: シャンデリア電球や小型スポットライト様の電球や、ダイクロハロゲン形状のランプに使用される。
- E17: クリプトン電球やダイクロハロゲン電球に使用される。比較的大出力のランプも適用可能。
- E26: 従来の白熱電球でもっとも一般的なサイズとして使用される。60形~100形の安定した出力が確保できる。
- E39: 水銀燈やメタハラ系の大出力照明器具に使用される。400形といった大型ランプも接続可能である。
それぞれの口金同士に互換性はなく、サイズが違うランプの取付は不可能である。E26をE17に変換するアダプターを使用するなど、中継する器具が必要となる。ねじ込み式であるため、しっかりと固定しなければ接触不良による発熱や、本来の取付高さよりも器具が嵩上げされてしまうため、ランプが飛び出てしまったり重量が過剰となるといったリスクも考えられる。












