電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > ライティングダクト(ライティングレール)
スポットライトなど差込形の照明器具を接続できる溝形の配線器具。導体がダクト形状で収容されており、専用アダプタを使用することでどの位置からでも電源を取り出せる。自由に取り出し位置を変えられるよう、レール形状となっている。
主に照明器具の取付に使用され、スポットライトの位置を頻繁に変更する店舗照明で使用される事が多い。ライティングダクトにはコンセントを接続することも可能だが、落下防止のため抜止コンセントを使用するのが必須である。
ライティングダクトにスポットライトを多数取付する場合、照明器具の重さによってダクト本体が落下するおそれがあるため、落下防止のため補強が必要となる。メーカーが提示している耐荷重以上の重量が掛からないよう台数を調整する。
レール本体は直付タイプと埋込タイプがあり、レール本体の増移設が多い場合は直付が望ましいが、天井面をすっきりと見せたい場合は埋込を使用する。ライティングレールは高さ19mm程度のため、9.5mmの天井ボード2枚貼りであれば同寸法で納められる。
住宅用のライティングレールについては住宅照明の選び方を参照。
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