電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > ノックアウト(電気設備)
アウトレットボックスやコンクリートボックスの側面や背面に設けられている、電線管接続用の打ち抜き孔。電線管とボックスを接続するための開口部である。プルボックスにはノックアウトが存在しないため、ノックアウトパンチャーなどで丸孔を開ける必要がある。
新品のボックスはすべてのノックアウトが閉塞されている。使用する部分に強い衝撃を加えると容易に外れるようになっており、電線管接続をする場合、ハンマーなどを使用して適合サイズのノックアウト孔を打ち抜き、電線管を差し込んで固定する。
ボックスのノックアウト部分は、容易に打ち抜きができるよう薄く加工されている。ハンマーなどで叩き、ノックアウトの必要な部分を取り外す。ノックアウト部分にそのまま電線やケーブルを挿入すると、バリで被覆やハースが損傷してしまうため、ゴムブッシングを取り付けなければならない。
電線管を接続しない部分のノックアウト孔を打ち抜くと、ボックス内部にほこりや虫などが侵入する原因となるため、使用しないノックアウト孔を打ち抜いてはならない。
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