電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > ノーマルオープン
受変電設備のシーケンスで、信号を与えない際に開(OFF)状態で運用される機構。リレーに通電していない状態で、接点は開(OFF)を保持するため、通常時開 = ノーマルオープンと表現する。結線図では「N.O.」と記載される。
ノーマルオープンは制御回路で一般的に呼ばれる「A接点」の機構となる。無電圧状態では常に回路が開放されているのでOFFとなり、スイッチ押下や、外部信号の入力によってONとなるため、一般的な動作・起動用のスイッチに用いられる。
リレーに通電していない状態で接点を閉じる機構はノーマルクローズと呼ばれ、結線図では「N.C.」と記載される。これはB接点とも呼ばれ、通電していない状態で回路が閉じるという特性がある。スイッチやボタンを押したときに回路が開くという動作になるため、安全装置や非常スイッチといった系統に用いられる。
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