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棟上導体

避雷設備を構成する部材のひとつで、JIS A4201 に規定された避雷設備に準拠し、避雷設備の受雷部として使用され、材質は銅またはアルミが主流である。パラペットや屋根上部に露出して設置する導体で「鬼撚線」と呼ばれる撚り線を用い、20m以内のメッシュ形状で棟上導体を敷設することで落雷から保護されるという考え方がある。JIS A4201 2003 では、保護レベルによってメッシュの密度を高めることで、より落雷への保護性能を高められる。

避雷設備として棟上導体を使用することで、突針を使用せずに屋根面を保護でき、屋上突出物がなければ棟上導体のみで建物を保護できれば意匠性を損なうことがないが、棟上導体の保護範囲から外れやすいパラペット端部への落雷を保護するためには、棟上導体を端部に突き出す必要がある。

アルミ撚線は銅撚り線よりも径を太くなければならず、径が太いため施工性が銅よりも悪い。銅導体は径が細く施工性が良いが、錆の発生により造営材を汚すことがあるので、敷設時には注意が必要となる。

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