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モーターコントリビューション

インバーターを持たない単純な電動機(換気ファンなど)が設置されている系統で、電動機運転中に電源側が短絡事故を起こすと、電動機への電源供給がストップし、電動機は惰性運転を行い摩擦・回生など各種抵抗によってブレーキが発生し最終的に停止に至る。

この惰性運転をしている間、電動機の回転によって起電力が発生し、電動機が発電機のように電力を生み出し、短絡地点に電流を流してしまう現象を、モータコントリビューションと呼ぶ。

モータコントリビューションによって加算される電流値は、電動機の容量に比例する。変圧器に接続されている電動機の台数と容量がわかれば負荷計算ができるが、設計初期段階では詳細な機械選定が終わっていないことが多いため、動力変圧器の容量を電動機容量として計算する。

変圧器容量が大きな場合、計算値が過大に算出されることがあるため、変圧器容量の80%を電動機容量として計算するのが妥当である。

600V未満の誘導電動機の場合、%インピーダンスを20%として計算して短絡電流の増分として割増する。一般的には、動力変圧器容量の3から4倍程度の電流が短絡電流に加算されて、事故点に流れ込む。

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