電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > メラミン焼付塗装
合成樹脂焼付塗装とも呼ばれる塗装方式で、屋内用ケーブルラックの表面塗装などで良く使用されている。メラミン樹脂による焼付塗装は、アミノアルキド系樹脂の塗料を静電塗装し、130℃前後と比較的低温で約20分の焼付けを行う。
塗膜は保色性が良く、耐久性は平均的。屋内で使用するのを原則とし屋外では使用しないのが望ましい。事務机やロッカーの表面塗装用として広く使用されており、電気設備分野では屋内用ケーブルラックの表面塗装用として一般的。塗装色のほか、ツヤの有無を自由に選択できる。
ケーブルラックのメラミン焼付塗装を行う場合、亜鉛付着量100g/㎡程度の亜鉛メッキ鋼板に対し、ベージュ色に焼付塗装された製品が広く普及しており、平滑で光沢が有る仕上がりとなる。屋外で使用する場合はメラミンではなくアクリル樹脂塗装など耐候性のある塗装材料を選定する必要がある。
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