メラミン焼付塗装
メラミン焼付塗装は、メラミン樹脂とアルキド樹脂を主成分とした合成樹脂塗料を対象物に塗布したのち、乾燥炉の中で高温(一般的に120℃〜180℃)で加熱し、架橋反応により硬化させる塗装方法である。単なる自然乾燥とは異なり、熱を加えることで塗料分子が強固に結合するため、非常に緻密で硬い塗膜が形成される。
加熱硬化により、表面は非常に硬く傷がつきにくい。また、鋼板に対する密着性が高く、衝撃を受けても剥がれにくいという特性を持つ。焼付工程で塗料が適度に流動するため、平滑性が高く美しい光沢が得られるのも特徴のひとつである。
メラミン焼付塗装は合成樹脂焼付塗装とも呼ばれ、屋内用ケーブルラックの表面塗装などで良く使用されている。メラミン樹脂による焼付塗装は、アミノアルキド系樹脂の塗料を静電塗装し、130℃前後と比較的低温で約20分の焼付けを行う。
メラミン焼付塗装の特性
塗膜は保色性が良く、耐久性は平均的である。屋内で使用するのを原則とし、屋外では使用しないのが望ましい。事務机やロッカーの表面塗装用として広く使用されており、電気設備分野では屋内用ケーブルラックの表面塗装用として一般的である。
ケーブルラックのメラミン焼付塗装を行う場合、亜鉛付着量100g/㎡程度の亜鉛メッキ鋼板に対し、ベージュ色に焼付塗装された製品が広く普及しており、平滑で光沢が有る仕上がりとなる。
なお、屋外で使用すると、長期間直射日光(紫外線)にさらされると、光沢を失う白亜化が発生しやすい。屋外で使用する場合は、メラミンではなくアクリル樹脂塗装や、ウレタン樹脂塗料など、耐候性のある塗装材料を選定する必要がある。












