電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > マルチメーター
2024.2.17
受変電設備や動力制御盤に設け、電流、電圧、電力、力率などをデジタル表示するための表示装置である。従来は、計測対象それぞれにアナログメーターを設ける方式が主流だったが、近年では数多くの計測値をデジタル表示するマルチメーターが広く普及している。
計測したデータを外部に出力するためのアナログ出力やパルス出力のほか、オプションとしてCC-Linkなどにも対応した製品も存在する。中央監視システムの方式に応じて、マルチメーターの出力を整合させることが可能となっている。
電流や電圧の計測は、相切替をボタンの押下で行うようになっており、画面を切り替えることで電気管理を行う。電流・電力・電圧を表示するのが一般的だが、力率や電力量などの表示も可能なため、電気管理者の考え方に合わせたカスタマイズも可能である。
高機能な機種では、電流や電圧といった基本計測だけでなく、周波数、デマンド電流、漏電電流といった計測が可能な製品もあるため、用途によって使い分けると良い。
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