電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > 高圧
電気設備技術基準に定められた電圧の種類。直流では750Vを超え7,000V以下、交流では600Vを超え7,000V以下の電圧範囲を示すものである。この数値を下回る電圧を「低圧」、上回る電圧を「特別高圧」として区分し、それぞれ適用される安全基準に大きな違いがある。安全基準は「低圧<高圧<特別高圧」と、電圧が高くなるほど厳しい規制がなされている。
高圧で使用する電気設備は自家用電気工作物や事業用電気工作物に該当するため、電気主任技術者が維持管理、工事・運用の監督をする義務を課されることとなる。
電力会社から高圧による電力の供給を受ける場合、3.3kVまたは6.6kVが通常電圧となる。交流600Vを超えるため、需要家が設置する受電設備は自家用電気工作物の扱いとなり、電気主任技術者による維持・保安管理が必須となる。
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