電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > キャットウォーク
人が近づくことが困難な場所にある電気機器や機械を点検するため、点検専用に設けた狭い歩廊。「猫の通り道」の名前の通り、高所に設けられた狭い通路を指す。
屋上や外壁のライトアップ照明の保守、雨樋の清掃、天井裏の歩行など、危険を伴う作業を安全に行うため、安定した足場を設けることが重要である。体育館やホールなどで、高天井部分に取り付けられた照明器具のランプ交換や、角度調整を行うために設けた空中歩廊はキャットウォークとして分類される。
天井裏に換気ファンや空調機を設けることは設備計画上一般的だが、点検口からフィルター交換や電装部品チェックができない場合、天井裏に登って点検を強いられることがある。
点検口から点検対象機器までの安全な通路がなければ、作業者が天井を踏み抜き、天井ごと落下するおそれがあるため危険である。安全なキャットウォークを設けて、無理のない点検ができるよう配慮する。
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