電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > フリッカ
光の明暗によるちらつきや点滅の総称。アーク炉や溶接機など、瞬間的に大きな電力を必要とする変動負荷がある場合、その動作によって電圧が異常変動を引き起こし、電圧の影響を受けやすい照明などがちらつくことがある。
これは電圧フリッカとして分類され、照明器具だけでなく電動機の回転速度が不安定となったり、電圧変動に敏感な制御機器の品質低下につながるため、避けるよう計画することが望ましい。
電圧に関するもののほか、自動火災報知設備を構成する機器の一つである「発信機」において、消火ポンプ運転中に表示灯を点滅させることもフリッカと呼ぶ。火災時に点滅機能付き誘導灯のランプを点滅させることもフリッカである。これらは消防法によって規定されている。
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