電気設備の知識と技術 > 電気設備用語辞典 > ひかり電話
光回線を用いたインターネット接続サービスにて提供されている、光回線を用いた電話を行うためのサービスのひとつ。一般的なアナログ電話回線と同様、電話番号を電話機で入力することで利用可能であり、基本的な使い勝手は同様とされている。
アナログ電話と同様、オプションサービスを申し込むことによってナンバーディスプレイ表示や着信転送、キャッチホンといったサービスが利用可能である。基本機能のみであれば、多くの通信キャリアが月々500円にて利用できる契約を用意しており、居住している地域や通話先の距離に関わらず、3分8円という安価な通話料金にて提供されている。
ひかり電話のデメリットとして、インターネット回線の契約が必須で、かつ電源がない状態では利用できないという点が挙げられる。プランによっては、ナビダイヤルやフリーダイヤルなどの一部が利用できないおそれがあるというのもデメリットとして挙げられる。
最近では、スマートフォンを電話機の子機として利用するアプリも提供されており、コードレスホンを購入することなく、どこでも固定電話を利用できるといった使い方も提供されている。
ひかり電話はルーターを用いたインターネット回線を利用しているユーザーが使用可能なサービスであり、ひかり電話だけの利用はできない。一般的なアナログ電話を利用する場合、固定電話の電話加入権を購入する必要があり、2005年までは72,000円、2005年以降は36,000円という高額な商品であった。
電話加入権の購入をせず、月々の支払いでレンタルするという制度も従来から用意されているが、IP電話やひかり電話、携帯端末が普及したことにより、新規に加入権を購入する選択肢は少ない。
サイト内検索