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ハイブリッド照明
ハイブリッド照明は、風力発電と太陽光パネルの両方を組み込んだ自立型街路灯であり、再生可能エネルギーを利用したオフグリッド照明として活用される。
系統に接続することなく、太陽光及び風力のエネルギーを利用して電力を蓄え、必要な時間帯に蓄電池から放電することで照明器具としての機能を満足する。
搭載されている機器の構成としては「LED照明」、「太陽光パネル」、「小型風力発電(サボニウス型の垂直軸風車または水平軸風車)」、「ディープサイクルバッテリー」の4つであり、発電量や蓄電池残量、タイマーなどの与件を制御条件として運用される。
基本的には、系統からの電力を得ずに数日の自立稼働が可能であるが、連続した不日照日が続くと太陽光パネルからの電力が不足するため、蓄電池容量の低減から、期待される点灯時間を満足しないこともあり得る。そのため、電力会社からの系統電源を接続しておき、不日照が連続し蓄電池容量が一定値以下となった場合は、電力会社からの送電に切り替えるということも計画すると良い。

主な用途としては、公園や遊歩道といったランドスケープ照明、駐車場等の安全照明、災害避難所など停電時に利用することが想定される場所など、用途は幅広い。
なお、風力発電の発電量は非常に小さく、日本国内の都心部では安定した強風が期待できないことから、風力発電の発電量を主要な発電システムとして期待することはできない。多くの電力は太陽光発電パネルによって賄われると理解することで差し支えない。
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